子作りするベストなタイミング

妊活中のあなたに質問です。子作りするベストなタイミングはいつだと思いますか?

「排卵日だと聞いている」「排卵日か、その次の日ぐらい?」などさまざまな意見が飛び出しました。いずれも正解ではありません。排卵日やその翌日に子作りをしても、タイミングが遅れていて、ベストなタイミングとは言えません。

排卵日当日、または直前ではタイミングとして遅いというのはなぜ?

射精直後の精子は、受精する能力がない

射精されて卵子にたどり着くまでの間に、受精可能機能を得る

卵子は排卵後約24時間だけ生存。そのうち受精可能なのは12時間だけ

射精後精子の生存期間は2~3日間。この間に受精可能

以上のことを考え合わせるなら、排卵日より2、3日早いころから子作りするのが、一番いいタイミングです。

排卵2,3日前に子作りをするのがベストな理由

アメリカの生物統計学者、ダンソン博士は、避妊をせずセックスをしているカップルの調査を行いました。排卵日の5日前から排卵日までの間が子作りに適した時期で、中でも一番妊娠したのは、排卵日の2日前だという調査結果が出ました。

その理由は、女性の膣内はいつも酸性で精子はその中では生き続けにくいのですが、排卵日前から、膣内はアルカリ性に変化し、精子が元気よく子宮まで到達することができるからです。


基礎体温を毎朝測り、基礎体温表を作り、排卵日を正しく予測する

月経終了から次の排卵まで:低温期

排卵直前と当日:さらに体温が下がった後、体温が上がる

排卵後から次の月経まで:高温期

子作りのためのベストなタイミングはいつ?

ここでいう、「子作り=妊娠にベストなタイミング」とは、元気な卵子と元気な精子が出会って受精することです。

まず精子の方から見てみましょう。射精後、数億個の精子が女性の体内に入ります。驚くべき数字です。しかし、子宮頚管を通って子宮までたどり着けるのは、そのうちの1%未満の10万個程度です。

子宮卵管接合部から卵管峡部の精子貯蔵所まで行きついたのは、たった数十個です。エリート中のエリートですね。卵管膨大部というところで受精できるのは、選ばれたたった1個の精子だけです。まさに奇跡の1個です。

卵子と精子が出会い、受精することで妊娠に進むのですが、精子の女性体内での生存は5日間程度。ただ、射精から84時間を過ぎると受精できなくなるので、84時間以内が勝負になります。

卵子の方は、排卵後1日前後の寿命しかなく、さらにそのうち受精可能なのは、たった12時間だけです。

卵子と精子が出会って、受精し、妊娠するという確率は、限りなく低い確率なのです。本当に選ばれたものだけに許された奇跡の瞬間です。


受精するためのベストなタイミングはいつ?

卵子も精子も両方が、元気である状態で出会う機会というのは、さらに限られたものです。

精子は卵子より生存期間が長いとはいえ、元気でいる状態はそんなに長くは続きません。射精後48時間以降、徐々に老化します。卵子も同様に、排卵後6時間を経ると、徐々に老化が始まります。

卵子と精子の条件を考え合わせると、排卵日やその前日に行為をするのではなく、事前に精子を子宮内部で待たせておいて、そこに排卵があるのが一番効率の良い方法だと言えます。

先ほどもお話したアメリカの生物統計学者のダンソン博士の調査結果をしっかり思い出しましょう。

子作りのためには、排卵より前6日間ぐらいの期間、子作りをすると妊娠しやすい、なかでも排卵2日前が最も妊娠するとのことでした。

女性の膣の酸性アルカリ性と排卵との関係など、論理的にとても納得できるものでした。ぜひ、このことを頭に叩き込んでおきましょう。

1回の行為で妊娠する確率は20%前後!

1回の行為で妊娠するかどうかは、その人の年齢や体調などいろんなものに影響されます。たとえ、ベスト状態、ベストなタイミングであっても、妊娠するのは20%前後なのです。

妊活中のあなたは、妊娠したいわけですから、排卵2日前が一番よいとしても、その日1回だけの行為より、排卵数日前から排卵前日までのベストなタイミングで、できるだけ多くの回数セックスをすれば、妊娠する確率はアップします。

正しいタイミングを見計らい、二人で協力すれば、きっと神さまは応えてくださるはずと信じましょう。